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ヤギふれあい、マラソン中止…口蹄疫影響全国に(読売新聞)

 宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)の影響が、全国にじわりと広がっている。

 宮崎から遠く離れた動物園が、口蹄疫に感染する可能性のある動物とのふれあいを一時取りやめた。熊本では牧場脇でのマラソン大会が中止に追い込まれた一方、天然記念物の防疫対策に苦慮する自治体も出るなど、各地で影を落とし始めた。

 ◆多摩動物公園◆

 休日には1日1万人近い入場者がある東京都日野市の多摩動物公園。ヤギ舎の周りに囲いが設けられたのは今月1日だ。ヤギとのふれあいが楽しめる人気のコーナーだったが、「全国各地から来園者があるので、予防するに越したことはない」と担当者。園の入り口には消毒薬を浸したマットを敷き、すべての入場者の靴底を消毒する措置を続ける。

 ◆爽快コース裏目に◆

 熊本県では、阿蘇外輪山をほぼ1周するコースを使って6月5日に予定しているマラソン大会が中止された。全国から約1500人が参加予定だったが、走路が牛の放牧地帯を通るコースのためだ。実行委員会では「爽快(そうかい)感あるコース設定が裏目に出るとは」とぼやいていた。

 ◆飲食店◆

 「仕入れ値が上がらないか心配だ」。東京都港区の鉄板焼き店「AC広尾」の支配人山西幸夫さん(34)は打ち明ける。

 ほかの産地の牛と比べて肉質が軟らかく、2年程前から宮崎県産だけを仕入れているが、今後は他の産地からの仕入れも検討するという。「『頑張って』と励ましに食べにきてくれるお客さんがいるのが救い。早く元に戻ってほしい」。山西さんはそう祈っている。

 ◆奈良の鹿どうする◆

 国内外から観光客が集まる奈良公園(奈良市)。国の天然記念物に指定されている鹿を保護育成する財団法人「奈良の鹿愛護会」では宮崎県で最初の口蹄疫感染例が確認された4月20日以降、獣医師の指導を受けたパトロール担当の職員5人が毎日、口蹄疫の症状が出ている鹿がいないか目視でチェックしている。だが、同公園周辺に生息する1000頭を超す鹿は野生の鹿。周辺を自由に移動しているうえ、家畜のように近づいて症状を観察できるわけでもない。

 鹿の保護育成を担当する奈良県ならの魅力創造課の中西康博課長補佐は「鹿を囲い込めず、消毒などの防疫対策ができない」と頭を抱える。

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by kzgjwfamw6 | 2010-05-28 12:02

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